【必見】共通テスト国語の解き方決定版  (各大問、設問ごとに解説!)大問4漢文編

 前回の記事に引き続き、共通テスト国語の大問ごとの解説を行っていきます。

 今回の記事では、最後の大問となる大問4の漢文の問題の概略説明と、各設問ごとの特徴やポイントなどにつついて説明していきます。 

 前回までの三回分の記事をまだご覧になっていなければ、そちらもぜひご参照ください。大問1の現代文編では、共通テストの簡単な説明も行っているため、興味がある方は読んで見ることをおススメします。

共通テスト国語にどのように立ち向かっていくか 大問4

 それでは早速、大問4の解説に入っていきたいと思います。

 大問4(配点:50点)

文章の題材:漢文が主体(旧センター試験と同様の構成)

問題構成

 問1:漢字意味問題(配点 4点×2) 文章中における漢字の意味に近い、漢字一語を選択肢から選ぶ設問。旧センター試験にも同様の問題あり。

 問2:傍線部語句解釈説明問題(配点 5点×3) 傍線部の意味の本文中における解釈として最も適切なものを選択する設問。旧センター試験にも同様の問題あり

 問3:空欄補充問題(配点 6点) 文章中の空欄一語に入る適切な漢字を選択する設問。旧センター試験にも同様の問題あり。

 問4:返り点、書き下し文正誤判断問題(配点 6点) 本文中に白文として記されている傍線部に、適切な返り点とそれにあった書き下し文を書いている選択肢を選択する設問。こちらも旧センター試験にも同様の問題あり

 問5:傍線部解釈問題(配点 6点) 本文中の傍線部文の解釈として最も適切な選択肢を選択する設問。旧センター試験にも同様の問題あり

 問6:複数文を踏まえた読解問題(配点 9点) 複数の文章から、本文中心論点に関する説明として最も適切な選択肢を選択する設問。共通テストの独自問題。

 各設問を解く上でのテクニック

問1⇒ここでは、現代語における読み方をしてしまうと確実に点を落としてしまうというところが一番の落とし穴である。どうしても、漢文を解きなれていないと現代語の意味から推測してしまいがちだが、この設問では確実に漢文独自の読み方や意味を持つ漢字が出題されると言える。

 そのため、この問題の対策としてはいかに漢文独自の読み方をする語句を暗記したり、問題を解いていく中での把握を進めていくしかないと言え、演習量と暗記量がものを言う設問である。下手に正攻法ではない抜け道を探すと落としてしまうという問題の典型例であると言えるだろう。

問2⇒問1とは異なり、ここにおいては比較的語句を日本語的な考え方で解釈を進めていっても良い設問であると言える。大問2の小説問題における問1と同じように、前後の文章の意味内容を踏まえたうえで解答していけばよい。

 この設問では、漢文独特の意味を理解しているかというよりも、文章の中におけるその語句の解釈を適切に行えているかというところが問われている。そこで、漢文では日本でも使われている感じが使われているというのは自明なところであるが、使われている感じの意味自体もそこまで大きく変わることは多くないというのが実際で、だからこその前後の語句の理解とそれへの当てはめで解ける設問なのである。そのため、できるだけこの設問は落としたくなく、得点源とするべきところだ。

問3⇒近年のセンター試験で同様の問題が出題されるようになった。それまでの旧センター試験ではこのような設問はあまり見られなかったが、共通テスト導入が決まってから、このような形式の設問がみられるようになったのは、共通テストを意識してのことだろうと推察できる。

 この設問の解き方のポイントとしては、設問の説明に書かれているところではあるが、もう一つの文章からいかに同じもしくは、ほぼ同一の内容について言及している箇所を見つけることができるかというところだ。実際に昨年度の設問を見てみよう。

問題リンク:「共通テストホームページ 国語問題

 ここでは、「馬雖有四足 遅速在吾□」というのが傍線部であり、吾に続く空欄を補充するのが目的である。簡単に意味を説明すると「馬に四本の足があるからと言って、走りの早い遅いは吾(つまりは御者)の空欄によるものだ」といった意味になるだろう。つまり、走りの良し悪しは御者の何かしらが重要となるということなのだ。それを踏まえて文章Ⅱを見ると、ここでは、馬を御するうえでは御者の「心」が何よりも重要となるというところが中心として述べられている。直接、馬の早い遅いが心によるとは書かれていないものの、他選択肢を見ても「心」以外に当てはまるものはないように思える上に、基本的には中心論旨が抑えられているかを問うているわけであり、話の核心を抑えることができれば解ける設問なのである。

問4⇒この設問に関しては、漢文の基礎的文法事項を抑えられているかが重要となる。大方、再読文字の処理が設問として問われることが多いため、再読文字に関しては中心的に振り返っておくと、出題されたときにそこまで迷わずに解答ができるのではないかと考えられる。

 しかしながら、素直に再読文字が出題されないときもあり、その時には文法事項はもちろんだが、文章内容との整合性をもって判断すればよい。この設問も、落とすことは避けたい設問であると言える。

問5⇒シンプルな傍線部の意味内容の適切な解釈を選ぶ設問だ。この設問は、文章理解と傍線部内の語句理解の両方の能力が求められるものだ。

 ここでは、重要な動詞となる漢字の意味が明確にわからなかったときにどのように対処すればいいのかが設問を解くコツ。そのようなときには、漢字一文字の現代日本語における熟語を考えてみるとよい。例えば、昨年度共通テストでは、「逮」の一文字が意味が掴みづらい語句となっている。もちろん、文章の意味内容から考えてすぐにわかるのだったら問題はないのだが、わからなかった場合は現代語の「逮」を使った熟語を考えると意味が掴みやすい。

 「逮」という感じを含む熟語でとっさに思いつくのは「逮捕」だと考えられる。「逮捕」という言葉の意味を考えたときに、「犯罪者を捕まえる」という意味が思いつくだろう。ここから、「逮」とはおそらく「捕まえる」に近い意味を持っているのだなと考え、文章内容から「捕まえる」つまりは「追いつく」などといった意味になるのだろうと推測するのである。それをもとに解いていくわけだ。このプロセスは、意味の分からない漢字があった時すべてに応用が利くためぜひ覚えておいてほしい。

問6⇒二つの文章を踏まえたうえで解答するという、共通テストらしい設問である。やはり共通テストでは複数の文章を比較検討させ、設問を解かせるというパターンが多い。そのパターンを踏まえた問題だ。

 しかしこの設問は、実はそこまで難しいものではない。選択肢の中の誤った記述が比較的見つけやすいからである。それぞれの選択肢を比較した時に、明らかに整合性が図れていない選択肢などもある上に、明らかに本文とは食い違った記述が含まれている選択肢などが用意されており、それらをいかに早く削っていくかが問題を解くカギとなると言える。

 そして数を減らして比較や検討しやすくしたのちに、文章を再度読み直すのである。もちろん、すべてを読み直している時間はないため、選択肢内の主語や動詞などから文章内の同一部分の説明箇所のみを探して読み直し、正誤を判定すればよい。この設問は、配点が大きいこともあるため、確実に点を取りたい。そのため、少し時間に余裕があれば落ち着いて思考する時間を取り、確実性をあげることをお勧めする。

 ここまでで、大問4の漢文の簡単な概略と設問の解き方のポイントの説明を終わります。

 四つ連続の共通テスト国語の大問ごとの概略やポイントの説明はいかがだったでしょうか?やはり共通テストは、複数の文章の比較などに基づいた設問が独自性のある設問として加えられており、それらにいかに対応するかが重要となってくるテストです。

 しかし、解説内でもたびたび言及しましたが、複数の文章があるからと言って問題内容が難しくなっているかというとそうでもなく、あくまで内容を把握しそれにもとづき冷静に思考すれば、そこまで悩むことなく解ける問題なのです。恐れずに自信をもって解答してくださればよいと思います。

 いよいよ、共通テストは目前まで迫っていますが受験生の皆様におかれましては、今まで行ってきた努力を信じ、最後まであきらめずに、しかしそこまで気張ることなく、実力を発揮していただければと思います。ささやかながら、エールを送らせていただきます!みなさん、頑張って!

 以上で、共通テスト国語の解説を終わります。ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

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