ベネッセ6月度共通テスト模試 現代文解説【評論文編】

 

先生
今回も、引き続いて共通テスト模試の解説を行っていくよ!
国語太郎
よろしくお願いします先生。

 今回の記事では、6月に行われたベネッセの共通テスト模試の現代文の【評論文】の解説を行っていきます。この記事では、前提としてこの記事現代文読解における基本的解き方(まとめ版)】の解き方を用いています。この解き方は基本かつ、超重要なものとなっているため、ぜひ目を通してみてください。それでは早速本文解説から行っていきたいと思います。

本文解説は長くなってしまったので、手元の本文と照らし合わせながら自分が意識できていないポイント以外は流し読みしていただければOKです。 

【本文解説】 基本的には段落ごとにポイントを取り上げていく  

〈第1段落〉(1、2行目) 本題に入る前の導入である。

文章内容:「本源的蓄積」とは、「囲い込み」のことであり共同管理が為されていた農地から農民を強制的に締め出したことを指す。

〈第2段落〉(3、4行目)

読解ポイント                                             ・「なぜ、資本は「囲い込み」を行ったのか」という問いかけから始まっている⇒問いかけはテーマを表すことが多い。                                               ・問いかけがあったら、答えを探す⇒「〇〇のため」というような記述を探す。今回は、「利潤のため」あるいは「より資本集約度の高い~切り替えたりするため」 

文章内容:資本は、利潤や資本集約度の高い大土地所有の農業経営に切り替えたりなどするため、「囲い込み」は実施された。                   

〈第3段落〉(5、6行目)

読解ポイント                                                            ・「囲い込み」についての説明がまだ続いている。繰り返される語句には注目する。                          ・「資本主義の離陸」という表現⇒第7、9段落に同一または類似表現あり。「離陸」とはスタートのこと。                       

文章内容:囲い込みにより農民は住まいと生産手段を喪失し、都市に仕事を求めて流入したことが資本主義の開始を準備した。

〈第4段落〉(7~9行目)

読解ポイント                                             ・「このような」のような指示語は、内容を把握しておく。ここでは、前段落までの囲い込みの記述である。                                                                 ・「歴史的記述」の部分と「しばしば」の部分は一般論を表している。大学受験現代文では、 

 「一般論+逆接+筆者の主張」

 という流れが非常に多いのでそれを予測して読むことになる。                                                                ・「だが」は逆接である⇒それに続く文章は筆者の主張が書かれている。

文章内容:マルクスの「本資源的蓄積論」は、一般に歴史的理解を踏まえ資本主義成立の前提として理解されるが、実際的な資本主義批判としての意義を理解することは難しい。

〈第5段落〉(10~12行目)

読解ポイント                                                               ・「本当は」などの語句以下は、筆者の主張が始まるので注目。                               ・「潤沢さ」、「希少性」、「コモン」というこの後の段落で繰り返される語句が登場する。                       ・「コモン」のように注釈が入っている語句の意味は確実に確認をする。                   ・「つまり」以下にも、筆者の主張がくる。

文章内容:マルクスの「本源的蓄積」論は囲い込みを「潤沢さ」と「希少性」の視点からとらえ返したもので、資本が公共的富を解体し、希少性を増大させていく過程のことである。よって資本主義とは、人々の生活を貧しくすることによって成長してきた。

〈第6段落〉(13行目) ここから具体的説明へと入っていく                                              

読解ポイント                                                           ・「まずは」という言葉から、論理の展開や説明が始まるとわかる。                                 

文章内容:「本資源的蓄積」について歴史的観点から、説明が為されていく。

〈第7段落〉(14、15行目)

読解ポイント                                                          ・「資本主義の離陸」、「コモンズ」、「潤沢」⇒何度も反復されている。                                             ・「人々を引きはがす」は、第5段落「解体」の言い換えとなっている。 

文章内容:「資本主義の離陸」には、河川という潤沢かつ持続可能で無償のエネルギー源から人々を引き離すことも重要であった。     

〈第8段落〉(16、17行目)

読解ポイント                                                                 ・「無償性」(「無償」)⇒反復されている                                                          ・「非常に興味深い」という筆者の強調が記述されているため、その後も意識する必要性がある内容であるといえる。         

文章内容:水力の無償性は、石炭という産業革命に欠かせなかったものを考えた時に非常に興味深い内容である

〈第9段落〉(18~20行目)

読解ポイント                                                               ・「つまり」から始まるため、前段落の内容「水力の無償性」が興味深いということの掘り下げが始まる。    ・「問い」という語句は、テーマを表し、上記の傍線部分がテーマであることを示している。                  ・「希少性」は第12段落などでも反復が行われている。意識するべき単語。                                                          ・「資本主義の勃興」は、第3段落「資本主義の離陸」の言い換え。                                          

文章内容:無償のかつ潤沢な水力という資源が排除されたのは、独占可能かつ希少な資源をエネルギー源とすることが資本主義の開始に欠かせなかったからである。

〈第10段落〉(21、22行目)

読解ポイント                                                              ・アンドレアス・マルムの『化石資本』という本が引用されているが、引用は筆者と主義主張が同じ、もしくは似ているものが引用される。筆者自身の主張を補強するために引用は行われる。                                 ・「捨てた」は、前段落以前に書かれている「排除」や「解体」の言い換え。

文章内容:マルムは、人類が潤沢な水力を捨てた理由を資本主義との関連により説明を行っている。

〈第11段落〉(23~25行目)

読解ポイント                                                                ・「一般的に」から始まっている。一般的にと区別しているということは、作者の見解は一般とは違うという意味でとらえることができる。                                                    

文章内容:一般的理解では技術発展とは、経済規模の発展に伴い資源の供給不足と価格の高騰が起こるが、そこにインセンティブが生まれ、新たに廉価な代替物ができていくものと理解される。

〈第12段落〉(26~28行目)

読解ポイント                                                       ・「ところが」から始まるため、前段落の一般的理解の逆説、否定が始まる。                                ・「なぜ」という問いかけを意識する。9段落における問いかけと内容は等しい。                           

文章内容:無償かつ潤沢に存在している水力から、有償かつ希少な石炭への移行をした理由はマルサス流の一般的理解では説明ができない。

〈第13段落〉(29、30行目)

読解ポイント                                                       ・「資本」はこの文章のテーマ「資本主義」に重要なポイント。反復されるため意識する。 

文章内容:水力から石炭への移行の説明には、「資本」の概念を考慮に入れる必要があり、当時の企業は「化石資本」として石炭をとらえていた。

〈第14段落〉(31、32行目)

読解ポイント                                                               ・「排他的独占が可能」に強調点が置かれている⇒第9段落の反復かつ、重要なポイントである。                               

文章内容:石炭や石油は排他的独占が可能という自然的属性により、資本にとり有利な社会的意義をもつようになった。

〈第15段落〉(33~35行目)

読解ポイント                                                            ・「労働力が希少で労働者が優位」と「労働者が潤沢で資本が優位」とで対比の構造となっている。        

文章内容:水車から蒸気機関に移行することで工場が都市部に移行することで、川沿いにおける労働者優位の状況を資本優位の状態に落としこむことができ、低賃金での労働者の使役が可能になり、利潤が生まれる。

〈第16段落〉(36、37行目)⇒第15段落内容の言い換えかつまとめ

読解ポイント                                                        ・「希少」「独占」は反復されている。                                                

文章内容:資本は希少なエネルギー源を都市にて独占し、労働者に対し圧倒的に有利に立った。このように石炭は「閉鎖的技術」であった。

〈第17段落〉(38~40行目)

読解ポイント                                                           ・「その結果」は、物事の帰結を表す。 

文章内容:水力は排除され、石炭が主直になり生産力は向上したものの、大気汚染や労働者地の酷使などの問題が行われた。

〈第18段落〉(41、42行目) 筆者の本格的主張がこのあたりから開始されていく

読解ポイント                                                ・「重要な」という強調に注目する。                                                                 

文章内容:本源的蓄積が始まる前までは、コモンズは潤沢であり、共同体の構成員は無償で必要に応じて利用できた。

〈第19段落〉(43、44行目)

読解ポイント                                               ・「もちろん」と「だが」の組み合わせは、よく用いられる。「だが」以降の内容を強調する効果がある。

 (さきほど紹介した「一般論+逆接+筆者の主張」である。)

文章内容:一定の社会的規則や罰則の設定はあるが、決まりさえ守れば自由な共有材としてコモンズは存在していた。

〈第20段落〉(45、46行目)

読解ポイント                                               ・「ではないため」には、対比と因果の二つの要素が含まれる。「ではない」では、資本主義との対比を表す。また「ため」で、それ以降の内容と因果関係を形成している。                                      

文章内容:コモンズにおいては手入れが行われ、また資本主義と違い利潤獲得が生産目的でないことから、自然との共存を実現していた。

〈第21段落〉(47~49行目)

読解ポイント                                                ・「私的所有制」は、第22段落にても複数反復が行われている。                           ・本文テーマ「本源的蓄積」の記述あり。    

文章理解:私的所有制つまり本源的蓄積は自然との関係性を破壊し、潤沢な土地というコモンズの解体と、利用料による使用制限による希少性を人工的に生み出した。

〈第22段落〉(50~52行目)

読解ポイント                                                ・「私有地」、「私有制」、「所有者」などは、「私的所有制」の類語となっている。           

文章内容:私有制の元では、所有者の横暴はすべて許容され、周囲環境が悪化したところで所有者の行動は保障されてしまう。

〈第23段落〉(53行目) 

文章内容:私的所有制により、所有者以外の人々の生活の質は低下していった。

〈第24段落〉(54、55行目) 

読解ポイント                                               ・「この問題」の「この」は指示語であるため、どの部分を指すのか確認する。また「この矛盾」も同様のことを指していることは理解しておくことが必要である。                           ・第10段落と同じく引用が行われている。作者の意見の補強である。                        

文章内容:この問題は、ローダデールによる『公共の富の性質と起源』において論じられている。

〈第25段落〉(56、57行目)

読解ポイント                                                     ・「この矛盾」は第24段落と同様のものを指している。                             

文章内容:この矛盾は「ローダデールのパラドクス」と呼ばれており、私財の増大は公富の減少によって生じるという逆説であると要約できる。

〈第26段落〉(58、59行目)

読解ポイント                                                    ・「公富」とは「万人にとっての富」であり、これは「コモンズ」の言い換えである。             

文章内容:公富とは万人にとっての富のことであると定義される。

〈第27段落〉(60、61行目)

読解ポイント                                                   ・「一方」から始まり、対比された内容「私財」の説明がされる。                      ・「定義」という言葉はその後の文章における前提の理解として覚えておく。  

文章内容:「私財」とは、個人だけにとっての富のことであり、一定の希少性を伴って存在するものと定義される。

〈第28段落〉(62行目)

読解ポイント                                             ・「要するに」に注目。前段落までの内容をまとめている。筆者の主張も強く出る。

文章内容:「公富」と「私財」の違いは、「希少性」の有無である。

〈第29段落〉(63~65行目) 前段落の内容の補強

読解ポイント                                                                ・「だが」による対比。「公富」と「私財」の対比である。                                       ・「つまり~増やす」に強調点がついている。重要な内容である。

文章内容:「私財」の増大は希少性の増大なしには不可能であるため、「公富」を解体し意図的に希少性を生み出すことで、「私財」の増加を行っている。                                

〈第30段落〉(66、67行目)

読解ポイント                                                                              ・「これ」は指示語であるため、どこの部分を指すか確認する。ここでは、「他人を犠牲にして私腹を肥やす行為」のこと。

文章内容:他人を犠牲にして私腹を肥やすような行為こそが資本主義の本質であり、現在までこの問題は続いている。

〈第31段落〉(68、69行目)

読解ポイント                                                                ・「例えば」以降は、具体例であるため基本的には具体例説明であるため、適度に読み流していく。           

文章内容:「公富」の望ましい状況とは、潤沢に存在し無償であるという状況である。

〈第32段落〉(70~72行目)

読解ポイント                                                              ・「一方」以下は前段落の対比。                                                      ・「希少性」は第31段落「潤沢」との対比である。

文章内容:希少性を生み出すことで無償の「公富」は消え、「私財」が増大し、貨幣で計測される「国富」も増える。

〈第33段落〉(73、74行目)

読解ポイント                                                                                                                            ・「そう」のような感嘆詞は、筆者の思考が強く出ている部分であるといってよい。                    

文層内容:ローダデールの議論は、「私富」の合計が「国富」であると主張するアダム・スミスの考えに対する批判であるといえる。

〈第34段落〉(75~78行目)

読解ポイント                                                                                                     ・「つまり」以降は、まとめのような内容に入っていく。さらに「つまり」が重ねられているため、より内容が強調されている。                                                        ・「困窮していく」「貧しくなる」は第23段落の「生活の質は低下していった」の言い換えである。           ・「とは異なり」以降は、対比となっている

文章内容:「私富」の増大は、「公富」の減少をもたらすため国民は困窮していく。そのため、国民の本当の豊かさは「公富」の増大にかかっているといえる。

〈第35段落〉(79~82行目)

読解ポイント                                                                                        ・「ほかにも」以降は例が列挙されているため、読み流してよい。

文章内容:タバコやワインなども、「私富」増大の例として挙げることができる。

〈第36段落〉(83、84行目)

読解ポイント                                                                                           ・「これこそ」のこそは、強調となっている。また、まとめの内容ともなっている。                  

文章内容:潤沢さが減り、希少性が増える、つまりは「公富」の減少により「私財」が増大するというのが、「ローダデールのパラドクス」である。

〈第37段落〉(85、86行目)

読解ポイント                                                ・「それに対して」も対比を表している。                                                                   ・「そのもの」は強調を表す。

文章内容:マルクスは商品の根本的矛盾として、財産と富の矛盾を展開していた。                              

〈第38段落〉(87、88行目)

読解ポイント                                                                                                                               ・今まで使われていた「富」の新しい言い換えとして「使用価値」が提示されている。                    

文章内容:空気や水などがもつ人々の欲求を満たす性質のことを「使用価値」と言い、「使用価値」事態は資本主義成立以前から存在している。

〈第39段落〉(89、90行目)

読解ポイント                                                                                                                                         ・「それに対して」は対比を表してる。                                                                   ・「価値」が集中して反復されていることに注目する。                                                  ・「市場経済」とは、「資本主義経済」と同義であると考えてよい。

文章内容:「財産」は「貨幣」つまりは「価値」の合計で計測され、「価値」という概念は市場経済においてのみ存在する。

〈第40段落〉(91、92行目)

読解ポイント                                                                         ・「価値」が反復されている。

文章内容:マルクスの考えに基づくと資本主義経済にとって、「価値」を増やしていくことが最優先事項となる

〈第41段落〉(93~96行目)

読解ポイント                                                 ・「その結果」から始まり、論理の帰着が記述されるため重要な内容が語られる。                   ・「手段」と「目的」の用語はよく論説文で用いられる。違いに着目する。                                                ・傍線部分がやはり筆者の主張となっている。

文章内容:資本主義以前の社会では、「使用価値」の生産とそれによる充足が経済活動の目的であったが、資本主義以降は「価値」実現のための手段となり立場が逆転した。これをマルクスは「価値と使用価値の対立」として把握し、資本主義の不合理さとして批判した。

 ここまで、【本文解説】を行ってきました。理解している内容に関しては、ざっと読み飛ばしていただいて構いませんので、自分の拾いたいところを参考にしてください。ここから、【設問解説】に入っていきます。

【設問解説】

〈問1〉 漢字の問題。形式は旧センター試験と同様であり、対策はしやすい。しっかりと高校範囲の漢字に関しては練習を行っておくことが重要となる。解説は省略する。

〈問2〉傍線部A「なぜ無償の水力が排除されたのか」に関する設問。筆者がマルムの説明を踏まえて理由をどのように説明しているか適切な選択肢を選ぶ。ポイントとしては、「マルムの説明」の範囲をしっかりとつかんでおく必要がある。

選択肢①:「石炭は廉価な資源として」という記述が不適当である。石炭は希少性を生み出すものと本文全体で記述されているため消去することができる。⇒×

選択肢➁:「石炭」が「人々の暮らしを豊かにする」という因果関係の記述が不適当である。「石炭」は希少であり、無償であった「水力」に代わって取り入られてしまい人々は貧しくなった⇒×

選択肢④:設問文の論理関係の順序が逆となっている。動力が水車から蒸気機関へと移行したことが先に起こっており、それにより労働者が都市部に移動していったと第15段落に記述あり。⇒×

選択肢⑤:「人口が集中し~供給することは難しく」という記述は本文になく不適当。⇒×

選択肢③:これが正解となる選択肢。本文と相違はない。⇒〇

〈問3〉傍線部B「この矛盾は、現在では『ローダデールのパラドクス』と呼ばれている」に関する設問。筆者がどのように「ローダデールのパラドクス」をとらえているか、正しい選択肢を選ぶ。こちらも、「ローダデールのパラドクス」の内容の範囲をしっかりと捉えておくことが必要となる。

選択肢①:「対立点を生じさせてしまい」などの記述が不適当。選択肢文だとマイナス評価としてとらえられているが、本文記述では肯定的評価をしている。⇒×

選択肢③:「商品を潤沢に作り出すことで価格を低下させるべきだ」という記述が不適当。本文にそのような記述はないため、当てはまらない。⇒×

選択肢④:「「私財」および「国富」増大の必要性についても論じており」という記述が不適当。本文にそのような記述はなく、基本的に「公富」の増大を目指すべきとしている。⇒×

選択肢⑤:「増大した「国富」を国民の生活を豊かにする「公富」の拡大に転換」という記述が不適当。本文に記述がない。⇒×

選択肢➁:この選択肢が適当である。本文の表現が比較的そのまま使用されており、選択することは容易であるといえる。

〈問4〉傍線部C「マルクスはこれを『価値と使用価値の対立』として把握し、資本主義の不合理さを批判したのである。」に関する設問。筆者のマルクスの資本主義についてどのように捉えていたか適切な選択肢を選ぶ。条件として「水」を例とした説明と書かれているため、「水」についての記述に注目することが重要。

選択肢①:「水」に商品としての「価値」が低いという記述が不適当である。第32段落に書いてあるように、希少性を生み出し価値をつけることは可能である。⇒×

選択肢➁:「市場経済における商品には置き換えられない性をもつ」という記述が不適当である。同じく第32段落に、「水」を商品化する例が挙げられている⇒×

選択肢③:「「価値」と「使用価値」の概念を統合すべきだ」という記述が不適当。そのような記述は本文に一切ない。⇒×

選択肢⑤:「莫大な「財産」の蓄積が欠かせなくなった」という記述が不適当。本文に記述がない⇒×

選択肢④:この選択肢が適当である。本文と矛盾もなく、論理関係も適当である。

〈問5〉(ⅰ)本文の表現・内容に関する説明として不適当なものを選ぶ。不適当なものという条件に注意。

選択肢①:適当。「血塗られた」は確かにマイナス表現であり、資本主義を筆者は否定している。

選択肢③:適当。立場の異なる考えとは対比のことであり、対比により意見や主張は明確となる。

選択肢④:適当。接続語は、論理展開を明瞭にする。

選択肢➁:不適当。よってこれが正答となる。筆者は解決策を提示していない。【本文解説】参照。

(ⅱ)文章の構成・展開に関する説明として適当なものを選ぶ。(ⅰ)と違い、適当なものという条件に注意

選択肢➁:不適当。ローダデールの提案ではなく、紹介されているのはローダデールの提唱した説である。

選択肢③:不適当。筆者は問題解決の方向性などは示しておらず、批判のみを行っている。

選択肢④:不適当。③と同じく筆者は、将来的展望などは特に本文で示していない。

選択肢①:適当である。問題点を明らかにするとは、批判をするということであり筆者の本文における資本主義の批判というテーマに合致しているといえる。

〈問6〉本文を踏まえた生徒の環境問題を話題とした会話の設問。本文の趣旨と異なる発言を選択する。基本的に会話文の選択肢は難しいものはなく、正答を狙いたい設問である。言い切りの表現などに注目する。

選択肢①:本文趣旨と一致する。特に第17段落などと合致するといえる。

選択肢➁:本文趣旨と一致する。こちらも第17段落や希少性といった言葉など合致する。

選択肢③:本文趣旨と合致する。第20、21段落の内容と特に合致しているといえる。

選択肢④:本文趣旨と合致する。第34段落などのないよと合致しているといえる。

選択肢⑤:こちらは本文趣旨と合致しない。「国富」に対して肯定的な考え方を本文では行っていない。また選択肢文章が、つよい言い切りの形「~すれば絶対に大丈夫」などとなっており断定的表現をもちいており、不適切であるといえる。

☆ポイント:基本的に言い切りの形となっている選択肢は否定が行いやすいです。「~こう思う」や「~こう考える」といった内容には思考の余地がありますが、言い切ってしまうと余地がなくなり、それは違うなと否定がしやすく、それが正解の選択肢となっている場合が多いです。これらの表現にも注目して、設問には取り組んでいくとよいでしょう。

 これで【設問解説】を終わりにします。ここまでこのページにお付き合いいただきありがとうございました。本ホームページではさまざまな国語に関する情報を発信していこうと考えているため、ぜひほかのページも見ていただければと思います。

 

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