今回の記事では
- 国語の記述の解き方がわからない人
- 国語の記述問題をなんとなくで解いてしまっている人
- 国語の記述問題に苦手意識がある人
上記のような人を対象として、絶対に国語が得意科目になる明凜館おすすめの参考書3点をご紹介していこうと思います。これらをこなせば記述問題に対しての考えかた、解き方が見違えるように変わります。
Contents
1冊目:『現代文読解力の開発講座』
まず初めに1冊目としてご紹介するのは駿台文庫出版の『現代文読解力講座』です。
初版が1993年に発行された昔から使われている実績のある参考書です。基礎から難関レベルまで幅広い人におすすめできる名著となっています。
早慶上智などの難関私大の現代文対策には必携の著であるとも言われており、上位私大や国公立を受験する人まで使った方がよい一冊です。
‣『現代文読解力の開発講座』のおすすめポイント
・バリエーションに富んだ問題演習が含まれており、現代文の総合力が身につく
⇒レクチャーごとに問題が設定されており、記述問題や選択問題などバランスよく設定されているため、現代文を解く能力をバランスよく身に着けることができる。
・本文解説に則ってポイント解説が行われている。
⇒問題として用意されている本文の詳細な説明が為されており、実際の文章に即して現代文の読解のコツやポイントを学んでいくことができる。
・各レクチャーごとに、読解における重要なポイントが豊富に記載されている。
⇒『現代文読解力の開発講座』では全部で10個の問題とレクチャーが載っており、そのどれにも重要な現代文を読むにあたって確実に必要となる要素がポイントとして書かれており、知識をつかんでいきやすい。
・実際の過去問をもちいていること
⇒本書では、実際に過去大学入試で出題された問題を用いているため、参考書としては非常に珍しい。実際の試験と同じレベルの問題に向き合うことは、力を伸ばしていくうえで非常に重要なこと。
‣『現代文読解力の開発講座』の使い方
Step1 まずは、「問題編」の問題を自分の力で解いてみる
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Step2 一通り解き終わったら、「解説編」の対応しているレクチャーを読む
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Step3 「解説編」を読み答え合わせなどを行った後、再度解説のポイントを意識し本文を読み直す
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Step4 この流れを各回で繰り返す。
‣到達目標
まず目標としては、全問題に関して正答率が9割となることを目指しましょう。
2冊目:『船口の現代文記述トレーニング』
次に2冊目としてご紹介するのは、『船口の現代文記述トレーニング』です。
この参考書は、記述問題をなんとなくで解いてしまっている人や、あと一歩点数が伸び悩んでいるという人は確実にやったほうが良い参考書です。
国語の記述問題が受験において必要であれば一度は目を通しておくことをお勧めします。記述問題対策の導入としては必携のものであるといえます。
‣『船口の現代文記述トレーニング』のおすすめポイント
・たったの7日間で国語記述のイロハが身につく
⇒一日一項目をこなしていくような構成になっているため、順番にこなしていけば記述力アップが見込めること。
・話し言葉形式で非常に読みやすい
⇒筆者が読者に対して語りかけるような口調で書かれているため読みやすく、理解がしやすい。
・実際に自分で問題を解きつつ実践的に学べる
⇒各日ごとに「問題」「記述のポイント」「解き方の流れ」「生徒の解答」「解答例」などが載っており、自分の解答の問題点を見つけやすく次につなげていきやすい。
・レイアウトが工夫されており視覚的に理解がしやすい
⇒図や表が多用されており、それぞれのわかりにくいポイントを分かりやすく説明がされている。
‣『船口の現代文記述トレーニング』の使い方
Step1 「一日目」の単元から順番に、説明や問題を含め読み解いていく
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Step2 単元ごとに取り上げられているポイントはまとめるなどして、特に覚えていく。
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Step3 実際に自分で解答を書き、そのうえで解説を読んだうえで採点基準に合わせ採点する
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Step4 再度解答解説を読んだうえで、解答を作成する。そして採点を行う。
‣到達目標
まずは、各日ごとに載っている記述問題を採点基準に従って採点し、7~8割得点が取れるようになることを目指していきましょう。
3冊目:『現代文記述問題の解き方「二つの図式」と「四つの定理」』
最後に、3冊目としてご紹介するのは『現代文記述問題の解き方「二つの図式」と「四つの定理」』です。
大手塾である河合塾の国語の人気講師である浦 貴邑先生と、中崎 学先生の二人の共著によるもので、文量自体はそこまで多くないものの、詰まっている情報は非常に多い良著となっています。
特にこの本はそこまで国語の記述の対策には時間が割くことが出来ない人にはおすすめで、例としては東大の理系受験生やその他国公立受験生で国語も点数を伸ばしていきたいという人は使うことを推奨します。
‣『現代文記述問題の解き方「二つの図式」と「四つの定理」』のおすすめポイント
・ページ数がそこまで多くなく、コンパクトに情報が収まっている
⇒ページ数が216ページと他の現代文の参考書に比べて少ない量となっており、時間をそこまでかけることなく要領よく情報を得ることができる。
・独自の読解のシステムを紹介しており、システマチックな読解が身につく
⇒著者独自の読解の方法として、表題にもある「二つの図式」と「四つの定理」というものをもとに読解を行っていくため、無駄なく効率の良い解き方を身につけられる。
・学んだ読解の方法をすぐに実践できる演習問題が豊富に載っている
⇒「例題」「練習問題」「実践問題」と豊富に問題が掲載されており、それぞれの文章に関して上記の独自の読解システムに基づき説明が為されているため、本当の意味で解き方を覚えていける。
・特に理系の受験生におすすめできる、国語の現代文記述参考書であること
⇒公理や定理をインプットしたうえで、それを問題を解くことでアウトプットするという短時間でかつ必要最小限の労力で国語の記述力を伸ばせるため、そこまで国語に時間をかけられない理系の受験生に特にお勧め。
‣『現代文記述問題の解き方「二つの図式」と「四つの定理」』の使い方
Step1 序盤で説明されている、読解の「定理」と「方式」を読みインプットする
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Step2 「例題」をインプットした情報を確認する意味合いで、逐一情報を確認しつつ解く
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Step3 「練習問題」に取り組む。解答の手順に則って、流れに乗って解き進めていく。
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Step4 「実践問題」を、読解プロセスを用いて独力で解く。その後解説を見つつ、理解を進める
‣到達目標
目標としては、「実践問題」を読解手順に従って自分の力のみで解けるようになり、そのうえで8割以上の得点が取れるようになることを目指しましょう。
以上の三冊が、明凜館が自信をもって推奨する現代文記述の導入そして基礎力完成レベルの参考書です。
この三冊を実際に書店などで手に取り、このページの内容も合わせて確認し、自分に合っているなと思えたものをぜひ使ってみてください。
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