さて、みなさんの中には漢文に関して苦手意識を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 どうしたって句形だとか覚えることも多いし、内容も堅苦しいし、漢字だらけだし、、と、そんな風に思ってしまいがちな漢文。しかし、漢文は大多数の受験生にとって乗り越えなければならない壁であるとともに、実はコツさえつかんでしまえば満点や合格点を取ることも夢ではない単元なのです。

 ということで、皆さんを高みに導いてくれる一冊の参考書をご紹介したいと思います。それは、、、

『漢文早覚え速答法〔共通テスト対応版〕』 著・田中雄二 出版社・学研プラス 定価・1210円(税込)

こちらの『漢文早覚え速答法』です!

 この参考書はロングセラーとなっており、30年以上の長きにわたり受験生に使われてきたものです。

 なんといってもこの参考書の最大の特徴といえることは、入試に本当の意味で特化しているという点にあるでしょう。というのも、参考書というのは大概がそうなのですが、取りこぼしがないようにと考えるあまりに、過去入試で一回だけ聞かれたものであったり、絶対に出ないとは言い切れないから書くなどという、重箱の隅をつつくような情報が書かれていることがしばしばあります。

 こんな情報は受験生にとっては無駄なものとなってしまうことのほうが多い、、そこでそのような無駄をなくしたのが、この『漢文早覚え速答法』なんです。

 入試で問われることを研究し尽くした著者によって、ここだけは覚えておこうという情報を効率的に覚えていくことができます。

☆ここがすごい『漢文早覚え速答法』☆

ポイント1:独自の公式「いがよみ公式」を覚えるだけで知識が安定するところ

⇒「いがよみ」とは「漢字以外の読み」つまりは、句形や漢字の読みのところではなくそれらに付随する送り仮名であったりするところに着目することで、おのずと句形などが読み解けるようになるというものです。   この公式は全部で10個用意されており、ここを抑えるだけで漢文を一定以上読めるようになることは間違いないです。

ポイント2:別冊において、共通テストや私大国公立試験、記述問題などの攻略法が掲載されている

⇒本冊で学んだことを活かす場として別冊は使えます。各試験ごとにアプローチの仕方や、形式などは千差万別で様々ですが、それらを普遍的に解くことができるようにしてくれるのが別冊です。あまりこのような視点での解説を書いている参考書は販売されていないため、ここを読むために購入するのも大いにありだといえます。

ポイント3:語り口が軽妙で分かりやすく、裏技なども紹介されているところ

⇒文体は語りかけるようなもので、冗談なども交えながら進んでいくスタイルであるため、お堅いよむことをためらってしまうような場面はなく、一気に読み進めていくことができます。また、出題者の心理や覚えておいた方がよい基礎事項などの裏技的な点も筆者ならではの視点から書かれており、試験に万全の態勢で臨めます。

 ☆『漢文速答法』をどのように使えばいいのか☆

 基本的に、この参考書に載っていることはすべてにおいて覚えるという気持ちで臨みましょう。というのも、何度も言っている通り、この参考書では無駄な情報というものは限りなくゼロに近いです。そのため、すべての知識が受験において必須であるため、マストで覚えましょう。

 よって、この参考書は何度も繰り返し読んでいくことになります。

〇一周目:まずは書かれていることすべてを丁寧に読んでいきましょう。そこまですべて読むのに時間はかからないと思いますが、すべての知識を取りこぼさないという意識で取り組んでいくことが重要となります。

〇二周目以降:基本的には、一周目で抑えきれなかった知識を把握し覚えていくことがメインとなります。なので、すべてを読むという形ではなく、各章に載っている例文や問題を解いてみて、できなかったらそれらの基礎事項を確認していくというやり方が最適です。

〇試験前:この段階で基礎事項の確認というのはなかなかに難しいです。そのため、別冊をこの段階では効率的に使いましょう。自分がこれから臨む試験に合わせて確認し、心構えやアプローチの仕方を確認しておきましょう。

☆最後に☆

 『漢文早覚え速答法』を今回の記事では紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。

 漢文というのは最初にも言った通り、つかんでしまえば本当に点数が安定して取れるようになる単元で、加えて満点なども狙えてしまうものです。これを難しいからといってあきらめてしまうのは本当にもったいない、、

 『漢文早覚え速答法』を使えば合格に一歩でも近づいていくことができると確信を持っています。この記事を読んだ皆さんにはぜひこの参考書を使っていただき、志望校合格を目指していってほしいなと思います。

 ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

 

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